重点研究に関する基本方針
1 研究主題
|
|
「たしかな学び」につながる授業を創る |
|
|
|
~「かく・話す」ことを通して子どもの学びを高める指導~ |
|
2 主題設定の理由
本校の子どもは、素朴で真面目に取り組み、仲間を大切にするやさしい心を持っている。しかし、人間関係を大切にするあまり、言いたいことも言えずがまんしてしまう傾向にあった。その原因として、自分の考えに自信が持てなかったり、話し合いに積極的に参加するための話す力が弱かったり、その基礎となる学力に課題があったりするのではないかと考えた。
そこで、平成20年度は、「『たしかな学び』につながる授業の創造~「かく」ことを通して子どもの学びを高める指導~」を研究主題として研究を進めてきた。5つの「学び合う子どもの姿」を掲げ、それを具現化していくことで、「たしかな学び」につながっていくのではないかと考え、検証してきた。また、その上で指導者一人一人の個性を生 かし、学級の実態にあった研究テーマを設定し、それを追究することで、どの教科からでも研究主題に迫っていけるのではないかと考え、研究を進めてきた。その成果として、指導者が積極的に授業研究に取り組むことで、積極的な学びをする児童も増えてきた。
本年度は、その成果の上に立ち、本校の子どものやさしさを大切にしながらも、積極的に相手に自分の考えを伝えたり、どんな場でも自分の力を発揮できたりする子どもに育てたいと願いこの研究主題のもと研究に取り組むことにした。
その上で、学力調査などから本校児童の課題ともなっている「活用する力」の育成に向け、特に、「目的に応じて自分の考えを適切に表現する力」=「かく力」ととらえ、どの教科・領域の授業においても「かく」という作業を意識して取り入れ、「かく」ことを系統的に実践していくことで、「たしかな学び」につなげていきたいと考えている。
また、今年度より「話す」という視点も加え、「学び合う」ことで自分の考えを深め、 さらに「たしかな学び」ができる力を育てていきたいと考えている。
本年度も共通の教科は指定せず、学級の児童の実態をもとに指導者自身が主体的に研究教科を決め、自分なりのテーマを立て検証を進めていくことにより、実践力が高まり、子どもにもたしかな学力がついていくのではないかと考えている。
その中で、共通理解して研究を進めるため、以下の方法を考えている。
・ 授業研究会では、様々な教科からの迫り方を学び合え、自分の授業を振り返れるよさがあるが、共通の教科でない分、適切な教材研究や「学び合う子どもの姿」の検証を丁寧にして指導者自身が学び合う場とする。
・ 本校の子どもにつけたい力を明確にし、授業以外でもスキルタイムを活用し、基礎学力の習熟を図ったり、子どもを伸ばす発展的な学習も取り入れたりする。
・ 少人数校の特色を生かし、子ども一人一人のもつよさや可能性が引き出せるよう、個々の学習状況を的確に把握し、個々が見える授業になるように改善を図る。
・ 表現活動を中心に児童同士で学び合う態度を育てるために、全校・隣接学年・異年齢集団で学ぶ場の設定をする。
このような取組を深めることにより、さらに本主題に迫ることができると考えてい
る。
そして、「自分で学んで分かることやできることを増やすっておもしろい。」「友だちと学び合って深めていくって楽しい。」「かくこと・話し合うことって楽しい。」という学びに対する意欲を喚起し、積極的な学びを広めるような実践をしていきたい。